ジャンク債と株価の深い関係


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ハイイールドETF、ベンチマーク、SP500指数の推移(昨年末=100%)

ハイイールドETFとSP500の相関は0.92

 

 

皆様お世話になっております。

メンテナンスに出していたベルルッティの靴はが

やっと出来上がりました

おきにいりの靴で10年以上履いています。

すでに廃盤となっているインディオという靴です。

2006年当時ローンチパーティーが青山の本店でありました。

デザイナーのマダム・オルガが来日していた記憶がります。

 

ベルルティの会社の方針が大きく転換。

値段も2倍に跳ね上がりました。

もう手が出る価格ではありません。

幸い最近のデザインは私好みではありません。

 

株式市場

 

米国市場が暴落。

第二波がやってきました。

確かに実態経済と株価が乖離しているので

正常化の動きといえばその通りです。

 

ただ、気になった点が多く

いろいろ調べてみました。

最終的にある結論に至りました。

結論はブラックロックの株を長期的に保有しようということ。

 

それは彼らが市場をコントロールできる(している?)からです。

 

米国株式市場にハイイールド債ETFが上場しています。

この指数を組成している会社がブラックロックです。

構成銘柄は1105銘柄

ベンチマークがIBOXXHYという指数(流動性がたかいジャンク債)ですが

この指数とSP500 指数連動性がかなり高いです。

1年の相関係数が0.9を超しています。

上の図がSP500指数、ベンチマーク、ETFの推移(昨年末=100%)

です。

綺麗に連動していることが分かります。

一般的に債券と株は逆に動きます。

株が売られるとリスクオフの動きから国債が買われ、

国債が売られると株式が買われます。

 

つまり、株と債券は負の相関関係にあります。

 

しかし、ハイイールドについては正の相関関係が成立していました。

 

指数構成銘柄の昨今の動きをしらべると、債券が1ptなんてあたりまえ

5ptも6ptも動いています。

債券でこのような動きをする商品はインザマネーのCBぐらいです。

 

よって、ハイイールド債は債券というより株です。

 

なお、構成銘柄上位10銘柄のブラックロックの保有率は4%以上、

最大はトランスダイム6.25%2026年3月債を13.8%保有しています。

(発行額44億㌦:保有額6.072億㌦)

 

ジャンク債は板がすかすか、彼らが売れば価格が下がります。

ジャンクが下げれば株価が下落する。

 

彼らは指数を動かすことができます。

ファンドマネージャーはJonathan氏とDavid氏です。

まいった!

 

ということで彼らは市場の方向性を決めることができます。

 

ブラックロックは上場しています。

2008年のリーマンショック以降も配当金は継続的に支払われています。

 

現在の年間配当金は1.375㌦×4回。

配当利回りは現在2.63%。

株価は527.04㌦です。

 

パフォーマンスも良いですよ。

2000年から現在までの上昇率は2944.27%。

SP500が107.67%

ダウが123.57%

ナスダックが137.53%

 

ブラックロックの社員になれたら楽しそうですね。

でも私の能力では社員になれそうにないので

バイトがあればしますよ!

今後株の積み立てていこうと思います。

気が付いたら2年間無給で暮らしています。

そろそろなにかしないとまずいですよね。

クレジット市場

 

9日に日銀の社オペが実施されました。

結果は按分レートが-0.14%

平均レートが-0.114%

今回から-0.14%のフロアーがついてしまいました。

国債より低い利回りで日銀が購入してくれません。

日銀マイナス政策以降の最低は2016年6月と7月の-0.304%です。

残念ながら記録は破れそうにありません。

 

Tスプレッド

ジャンク中心に拡大。

期間5年

USD

B T+517(前週471bp)

BB T+426bp (377bp)

BBB T+132bp (125bp)

A T+76bp (63bp)

EUR

BB T+307bp(284bp)

BBB T+147bp(140bp)

A T+96bp(83bp)

 

CB

そろそろソニー6回債の転換が本格化するかもしれません。

7月21日がコール解禁日です。

いきなりコールはかけないと思いますが株価が転換価格を割りそうになれば

コールもあるでしょう。

 

データ集

ソフトバンクグループ

円債が買われてきました。

 

株価5071円(5220円)

保有株式:14557円(14868円)

株主価値:11172円(11484円)

(NETかい離:6101円 (6264円)

(グロス:9486円(9648円)

https://group.softbank/ir/stock/sotp-bk

マサレシオ:45.39%(45.45%)

(グロス:34.83%(35.10%)

LTV:14%(13%)

 

ソフトバンクGの社債利回り( )=前週

6%永久劣後USD @90.47(93.24) YTC9.63%(8.51%) T+940bp(821bp)

(CALL=2023年7月)

2023年償還債

USD5.5%2023/4/20 102.797(103.478) 4.34%(4.08%) T+413bp(382bp)

EUR4.0%2023/4/20 101.857(103.178) 3.27%(2.75%) T+397bp(335bp)

JPY49回債(2023/4/20) 98.07(97.77)2.64%(3.13%) T+280bp(329bp)

 

アリババ

株価 $217.64($219.55)

 

◆年初からの各国株式指数

銘柄 週末引け 年初比(%)

日経平均 22305.48円 -5.71

NYダウ 25605.54 -10.28

ブラジル 92795.27 -19.76

FT100 6105.18 -19.06

DAX  11949.28 -9.81

ロシア 2743.80 -9.92

上海A   3060.43 -4.24

ハンセンH 9832.53 -11.96

トルコ 109835.47 -4.01

 

 

国債金利

 

◆国債金利(先週末%)

2年 5年

10年 30年

0.191(0.208)0.328(0.461)

0.705(0.892)1.456(1.666)

-0.685 (-0.614) -0.662(-0.550)

-0.442(-0.280) 0.039(0.251)

日本

-0.171(-0.163)-0.118(-0.096)

0.009(0.034)0.522(0.545)

 

データ:Bloomberg等

過去のブログ:https://blog.goo.ne.jp/6636_1963

 

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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