来年は、日経平均が4万円台に乗せる。今年のタダシPORTの騰落率は41%(株のみ67%)


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〇今年のおさらい

 

年初のブログのタイトルは日経平均4万円が見える!でした。残念ながら日経平均は4万円を付けませんでしたが2.6万円から27%上昇し3.3万円台です。当時、銀行株、航空、半導体関連を2023年に上昇する銘柄と予想していました。航空関連は今一つでしたが、半導体関連銘柄は急騰しています。日経平均構成銘柄の上昇率TOPはSCREEN173.17%です(12月21日時点)。そのほか、4位アドバンテスト:127.26%、5位ルネサスエレクトロニクス:112.42%、6位TOPPANホールディングス:99.90%、7位東京エレクトロン:92.97%、10位信越化学:78.15%と続きます。

 

タダシPORT株式部門の騰落率はプラス67%(債券を含む全体では41%)という成績です。TOPIXの騰落率が23.5%、S&P500が23.86%(円換算34.92%)なのでタダシPORTはインデックスをアウトパフォームしています。

タダシPORTの株式部門騰落率は67.5%(TOPIX25.06%、S&P500 24.33%)

 

保有銘柄で騰落率が高かった上位3銘柄は大阪ソーダ142.95%、アドバンテスト、東京エレクトロン、下位3銘柄が万科企業マイナス52.5%、ファイザーマイナス42.06%、中国工商銀行マイナス0.5%です。ポートでマイナスだった銘柄は4銘柄のみでした。

 

来年も良い成績を目指して、銘柄選びに専念します。トレーダーの時、大儲けした翌日は損失をだすことがあったので、気を引き締めて挑みます。

来年は新しいNISAが始まります。私の成長投資枠はインド投信に50万円(最低12年保有予定)、残額は割安成長株を2銘柄買います。米国株は割高なので買いません。マイクロソフトが240ドル、アップルが120ドルまで下落したら特定口座で買います。

来年の日経平均は4万円を突破し、5万円に近づくことでしょう。

NISAでは世界株や米国株の投資信託が主流です。しかし、世界株は中国が入っていること、米国は割高なためつみたてNISAをされている方は銘柄入れ替えを考える時期かもしれません。インドと日本を組み入れましょう。

時価総額ではインド時価総額は23%増

〇米国株

今年の米国株式市場では、コンピュータ関連や半導体関連の上昇が目立ちました。ナスダックコンピュータ指数の騰落率が66.36%、SOX指数は63.22%とS&P500の23.86%をアウトパフォームしています。

 

〇各国時価総額騰落率

Bloombergデータによると、世界株式時価総額は約12%増加。特にインドの増加率が23.7%(米国20%、日本11%)と大きく増加しました。

一方、中国の時価総額は本土、香港共に10%前後減少。中国から資金の流出が止まらない状況です。政権交代するまでは、この現象は続くでしょう。

 

〇朗報

AT1債市場に資金が戻ってきました。クレディスイスのAT1債が無価値となって以来、低迷していていましたが10月ごろから急伸し、CS破綻以前の水準を回復しました。

 

〇朗報2

HISが5期ぶりに営業黒字を達成し、株価が急伸。債券市場では社債利回りが低下、価格が上昇しています。4回債の価格は2020年には60円を下回っていましたが、79円台まで上昇しています。

ユーロ円CBについても株価よりもクレジットが好感され上昇しています。

 

今年最後のブログです。

皆さま、今年1年御覧いただき、ありがとうございました。

良いお年をお迎えください。

データ:Bloomberg

 

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

国際公認投資アナリスト(CIIA)

AFP

藤井理

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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