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金曜日もバリュー株が買われていました。日本株は国債金利と株式益利回りの差(イールド・スプレッド)が割安。S&P500のイールド・スプレッドが0.2に対し、日本はマイナス4.7%です。20日の選挙で自公が敗れると、日本が変わります。その時、海外の年金資金は日本の割安銘柄を拾い始めるでしょう。
・今週気になったこと
コマツが動きだした。コマツは世界第2位の建機メーカーです(米国のキャタピラーが世界1)。株価の年初来騰落率はほぼ同じの11%程度。しかし、PERはキャタピラーの21.7倍に対し、コマツは11.7倍。配当利回りはキャタピラーが1.3%でコマツは3.9%です。
一体この差は?ROEだけで説明できるのか?
・今週気になったこと
日鉄の動き。日鉄がこつんと音をたて、反騰してきました。世界の鉄鋼メーカーの株価の騰落率(年初来)を比較すると、日鉄はマイナス10.3%。アルセロールミタルの37.2%。ニューコアの23.3%、POSCOの23.9%を大きく下回っています。また、日鉄のPER は7.9倍と他の鉄鋼メーカーとの乖離が拡大しています。他の日本の鉄鋼メーカーも世界的に割安感があります。
・日産自動車ユーロ円CB
日産がユーロ円CBを2000億円起債しました。当初1500億円から500億円の増額です。
クーポンを1%に設定したことで、投資家の需要が増えたのでしょう。
このCBの特徴はクーポン1%ついていることと、PUT(100)が2029年7月に設定されていること。一般的なCBのクーポンはゼロです。発行価格が102.5なので、最終利回りは0.365%となります。社債としては魅力がありません。
CBは社債とCALL OPTIONに分解できます。CBは、発行されるとヘッジファンド
(HF)に売却され、その後、社債部分を証券会社が引き取り、その社債部分をリパッケージ債として販売します。リパッケージ債は基本的に日産の一般債よりも利率が高く設定されます。リパッケージ債のリスクとしては、株価の転換。株価が転換すると社債がコールされる仕組みとなっています。
今回のCBは2000億円で、潜在株式数は5億352万株と発行済み株数の13.5%に相当。
株価が上昇する際にはHFのデルタ売りが大量に出るため株価の上値が押さえられてしまいます。日産の株価は先週比13%下落。CB起債で株価は長期低迷期に突入してしまったようです。
・インド
インドの株価は割高。インドでは現在、資金が不動産に流れています。インドは未開の地が多く、デベロパーが未開の地を開発しています。株価が先週比28.8%上昇したペニンシュラ・ラントは、ムンバイ近郊のアルバウグとカルジェットで40エーカーの土地購入し開発プロジェクトを進めるというニュースが材料でした。
来週14日、インドでは6月CPIが発表されます。予想値は2.26%と前月の2.82%から大幅な低下が予測されています。現在の政策金利は5.5%なので、予想通りならば利下げの余地が拡大します。2年国債金利は5.7%。中期債に投資妙味があります。
データ:Bloomberg
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
国際公認投資アナリスト(CIIA)
AFP
藤井理
投稿者プロフィール

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大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)
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