イールドハンターのターゲットとなった南欧諸国、スペイン30年に割安感


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イールドハンターによる南欧諸国の国債に狩りが行われ、長期・長期債を中心に史上最低を更新する国が相次いだがスペイン30年債に割安感がある。

具体的に史上最低を更新した国債はギリシャが3年から15年、イタリアが7年、10年、15年、30年、ポルトガルが10年、15年、30年、スペインが7年、15年、30年だ。

共通点はどの国の15年以上の国債金利が史上最低を更新したことだ。

 

〇スペイン30年債に割安感

スペインとポルトガル、イタリア国債の30年15年スプレッドを比較すると、イタリア30年債が割安だ。

現在のS&P格付けはスペインがA(見通しネガティブ)、イタリアとポルトガルはBBBと同水準だ。しかし、30年国債と15年国債の金利差を見ると、スペインとイタリアが0.5%程度、ポルトガルが0.35%と、ポルトガルのスプレッドが0.15%程度縮小していることがわかる(図参照)。スペインの格付けがイタリアより高いため、スプレッドが同水準であればスペインに割安感がある。

 

〇5年国債もマイナスが視野に入ったギリシャ

11月10日に2年国債金利が史上初のマイナスとなったギリシャは5年債の金利が0.05%と、マイナス金利が視野に入った。5年債の金利は今年の最高利回3.58%から3.5%以上利回りが低下したことにある。

今後は5年債がマイナス金利を目の前に、金利の低下速度が減速する可能性が高く、今後はイールドカーブにフラット化が推測される。特に15年5年債のスプレッドは拡大しているが今後の動きが注目される(図参照)。

南欧諸国の国債はイールドハンターの貴重な収入源となっている。ハンターはより高い金利を求め超長期債を捕食しているため、イールド・カーブはフラット化していくであろう、。

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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