株主軽視のデータセレクションのワラント起債  


Warning: strpos() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/compat.php on line 390

Warning: strpos() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/compat.php on line 390

Warning: preg_match() expects parameter 2 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/class-wp-block-parser.php on line 252

Warning: strlen() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/class-wp-block-parser.php on line 324

日経平均が44000円台に。それでもまだ安いですよ。日本株は上昇余地があります。

なので、チャートで株価を判断しないでください。

株価上昇の背景には東証による株価改革があります。企業には投資家を意識した経営が求められます。

今週は、AI関連が中心に上昇しましたが、9月の配当落ちを控え、来週からは配当取りの動きから底上げ相場となりそうそうです。

米国株より日本株!

・米国市場:FOMC期待から堅調

来週9月16日から17日までFOMCが予定されています。利下げはほぼ確実ですが、25bpか50bpになるのか。現在のインフレ率が3%程度なので現在4.5%のFFは3.5%程度まで下げる余地はあります。利下げ期待から来週の米国株は底堅い動きとなりそうです。

個人的には米国株は割高なので、新規の買いは控えています。

 

・日本株;まだまだ上がる

日本株は割安銘柄がゴロゴロしています。世界尺度で株価を判断しましょう。今週、世界10位の建機メーカー10位(売上高)のサンドビック(スウェーデン)の株価が史上最高値を更新。円換算時価総額は4.96兆円で、世界第2位のコマツの4.97兆円に並びました。サンドビックの予想PERは20.08倍、コマツは約13倍です。世界売上高1位のキャタピラーは24倍。利益率はコマツとサンドビックは同水準。取り残されています。

コマツの予想EPSが403円なので20倍まで買われると8060円。高市総理が誕生すれば25倍まで買われる可能性もあるので10000円まで上がるかもしれません。

日本製鉄も同様、世界の鉄鋼株の中では、出遅れ感があります。日本製鉄は、念願の米国の懐に入り込んだこと、今後成長が期待されるインド市場でも生産を拡大していることから。現在の株価には割安感があります。

 

 

現在TOPIXの時価総額は1085兆円、NDVA(638兆円)とマイクロソフト(559兆円)

日本株が安すぎます。このままでは日本企業が買収されちゃうよ。

お願い、小泉様、総理にならないでください。株式市場は小泉総理を望んでいません。

 

 

・今週のサプライス;データセレクション

データセレクション(3905)が第三者割当によるワラントを発行しました。このワラントの設計がおかしい。行使価格が基準株価2,666円の46.89%に相当する1,250円に設定されています。DEEP IN THE MONEYの起債です。ワラント価格は1個(100株)につき1840円なので1株当たり18.4円です。株価2,666円を基準に1250円行使価格のワラントの本源的価値は2666円-1250円なので1416円です。1416円を18.4円で購入できるということになります。行使日が10月20日からですが、株は1250円に向けてまっしぐら。

また、ワラントが株式に転換されると株数が4400万株と現在の発行済株数2210万株の199.07%に相当します。

この起債報道を受け、株価は急落。株価は連日のSTOP安。1,250円に向けGO!

発行要項には起債理由が書いてありますが、言い逃れとしか読み取れません。これは株式の有利発行に抵触する可能性が大。起債の差し止め請求ができる案件です。2015年に大王製紙が発行したCBにより、筆頭株主の北越紙がCB起債発行の撤回を要求。その後、80億円の損害賠償した事例があります。この件は、北越側の敗訴でしたが、今回は行使価格、払い込み金額、が明らかにおかしいと思います。

この起債は既存株主軽視、株主は行動したほうが良いと思います。

この方法しか、資金調達が厳しいという状況なら、企業が存続の危機にあると考えたほうが良いかもしれません。

・インド

株式指数の上値は重いものの、ITや自動車メーカーの株価は堅調。日本のスズキも高値を付け、堅調に推移しております。

 

 

データ:Bloomberg

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

国際公認投資アナリスト(CIIA)

AFP

藤井理

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

詳しいリンク先はこちら