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ソフトバンクG劣後6回債は買いか?
ソフトバンクGが劣後6回債の起債を発表しました。期間は最短5年、最長35年、利率(当初5年)は年4.1%から5.1%、最低投資単位は100万円、格付けはJCR BBBです。
利率確定日は4月14日(金)、販売は4月17日からです。
劣後6回債のメリットとデメリット
1メリット
はなんといってもクーポンの高さです。6回債のクーポンは4.4~4.5%ぐらい設定されるでしょう。
2021年に起債された5回債の利回り(初回コールを償還日)が4.3%程度で推移しているからです。5回債のコール日は2026年6月で、6回債はそれより2年長い2028年に設定されます。
クーポンが4.5%では、額面100万円に付き6カ月に1回2.25万円(税前)が支払われます。
5回債の利回り推移(白YTC)
2デメリット
- 倒産したら元本の大部分が毀損する
劣後債は、企業が倒産してしまった場合、一般債が弁済された後、劣後に返済さえるため
倒産してしまうと手元にはほとんど資金は戻ってきません。
- 社債は株価のように値上がり期待は持てません。基本スタンスは償還まで保有すること。
償還前に売却も可能ですが、額面を下回ってしまう可能性があります。
〇劣後6回債の特徴
コーラブル債
コーラブルとは、途中償還のことで満期以前に償還される可能性がある債券です。
6回債は満期まで35年ですが、ソフトバンクGはいつでも繰り上げ償還ができる仕組みです。発行から5年未満の場合は額面100に対し101で、5年後移行は額面100に対し100
で償還可能です。
今回のようなコーラブル劣後債は投資家と発行企業の間で初回コール日に償還されることが前提となっています(紳士協定)。初回コール日に償還されないと同社が発行しているすべての債券価格が暴落、利回りが急騰し、その後の資金調達が困難となってしまいます。
2023年7月にはソフトバンクGは6%ドル建て永久劣後の初回コールを行使します。
今回の6回債は基本的には5年債と考えて良さそうです。
〇ソフトバンクGのリスク
重要なのは、ソフトバンクGが倒産しないことです。ソフトバンクGの自己資本比率は21%で、借入依存度が高い企業です。特に2024年には約2兆円の社債の償還を控えているため不安があります。
しかし、ソフトバンクGには救世主となりうるARM上場が控えています。
ソフトバンクGは2016年7月にARMを3.3兆円で買収しました。当時は、日本電産の永守会長が同社の役員をされていて買収金額が高すぎると呆れていました。
エヌビディアへの売却は流れましたが売却合意額は2020年当時400億ドルで買収価格3.3兆円を上回っていました。
市場ではARMの時価総額が500億ドル(約6.5兆円)以上になる可能性があると言われています。ARM上場によりソフトバンクGの財務内容は改善する可能性が高いと言えます。
ソフトバンクG CDS
結論
6回債は買いか見送りか
ARM上場価次第ですが、ARM上場により、ソフトバンクGの財務改善が期待出来そうです。よって資金に余裕がある方は購入しても良さそうです。
投資金額は0になっても良い勉強になったと言える金額にしましょう。全力投資は控えましょう。
投稿者プロフィール
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大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)
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