債券お勉強4回目


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・債券勉強4

〇利回りについて

今回は単利と複利について解説します。

まず、知っていただきたいことは、日本の債券は利回り、米国債は価格で取引されます。

 

・単利の計算式

単利はまず債券価格と償還価格の差額を残存年数で割り、1年分のクーポンを加算します。

その金額を債券価格で割り利回りを求めます。

(実務上では利回りで取引するので価格をX、利回りに取引利回りを使い算出します)

 

①クーポン+(100-債券価格)÷償還までの年限=1年当たりの受取り金額

②①÷投資価格

 

クーポン1%、償還まで10年、債券価格が100.50の場合

①1+(100-100.50))÷10=0.95

②0.95÷100.50=0.945%

 

・複利の計算

複利期間は、3カ月複利、6カ月複利、1年複利など様々です。一般的には、米国債のクーポンは半年に1回なので6カ月複利、欧州は年1回なので1年複利を用いることが多いです。日本の債券も年2払いなので複利の場合は半年複利を用います。

 

複利の算出については 金融大学講座に詳しくでていますので参考にして下さい。

債券取引入門講座 第9回 単利と複利 (findai.com)

 

複利の問題点は、利回りに対し価格が1本にならないことです。米国債は価格で取引されているので受け渡し金額等の算出時に問題が発生しません。

日本国債は利回りで取引されているので、複利計算の場合と債券価格が一定幅で存在してしまいます。そのため、円債は単利で取引されています。

 

SWAP金利や米国債や欧州債との利回り比較する場合、円債を複利で用い分析します。

 

〇単利は現実的、複利はアカデミック

日本は債券を利回りで取引するので単利

米国は価格取引なのでアカデミックな複利

 

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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