まだまだ高いエイチ・アイ・エスのユーロ円CB


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エイチ・アイ・エス<9603>の2024年11月償還ユーロ円CBが昨日1円弱下落し84.56円を付けたものの、まだまだ割高感がある。それは、同社2024年2月償還の国内社債3回債のTスプレッド(社債と国債の金利差)が941bpに対し、ユーロ円CBがT+492bpと449bp小さいからだ。

 

<エイチ・アイ・エス2024年11月償還ユーロ円CBの基本情報>

償還日:2024年11月15日

転換価格:5,604円

株価(4月26日):2,208円

理論価格:39.34円

 

ユーロ円CBの理論価格は39.34円

同CBの転換価格に対し、株価の水準があまりに低いために理論価格は39.34円と額面を大きく下回っている。この水準では株価が多少上昇したところでCB価格の上昇は期待できない。つまり、このCBは既に普通社債として評価される水準にある。

同社は2024年2月に償還を迎える普通社債3回債を起債しており、最終利回りは10.25%(T+941bp)だ。一方、同CBの最終利回りは4.84%(T+492bp)。残存期間が9カ月も長いユーロ円CBの利回りやスプレッドが、残存期間の短い普通社債の利回りより低い状態にある。

図は昨年8月から現在までの3回債とユーロ円CBの最終利回りの差を示している。両銘柄の金利差は昨年10月までは0%を挟んで推移していたが、11月以降に社債利回りが急騰したためスプレッドが急拡大し、CB利回りが社債に追いついていない状況だ。

同CBのTスプレッドを3回債と同じT+941bpとした場合の価格は72.54円で、この水準は現時点の価格(84.56円)より12円低い水準だ。株価に転換できる権利がついているもののCB価格は割高と言えそうだ。

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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