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コナミホールディングス<9766>130%転換制限条項付きユーロ円CB(2022年12月償還)の転換制限条項が充たされたため、本日から6月末にかけて株式への転換が可能となった。
<同社130%転換制限条項付き2022年12月償還ユーロ円CBの基本情報>
発行日:2015年12月22日
転換期限:2022年12月8日
償還日:2022年12月22日
転換価格:4,349.5円
発行額(残額):100億円(100億円)
130%転換制限条項:2022年9月22日までは、四半期最後の20連続営業日における終値(株価)が5,655円(行使価格の130%)以上だった場合、翌四半期に予約権を行使することができる。
理論価格は151.51円、転換が始まってもおかしくない水準
同CBの理論価格は151.51円(6,590円÷4,349.5円×100)と、額面を大きく上回っているため転換がいつ始まってもおかしくない水準だ。この価格帯のCBは株価が上昇しても乖離率の拡大は期待できず、乖離率は縮小に向かう傾向が強い。そのため、株価の上昇は転換を促進させる材料となる。
同CB100億円(転換価4,349.5円)
は229.9万株に相当する。しかし、同社は自己株式を既に1,028.6万株保有しているため、転換には自己株式が用いられるとみられる。よって、新株発行にともなうEPSの希薄化懸念はなさそうだ。
しかし、市場では転換が始まることが想定されるため上値が重くなりそうだ。
2021年4月1日 藤井理 記
投稿者プロフィール
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大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)
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