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米国債と欧州各国の国債利回りとの金利差が拡大基調にある。ユーロが弱含んでいる要因にはこの金利差拡大があげられる。それは、ユーロと金利差(米国債と欧州国債)には逆相関の関係があるからだ。
拡大傾向にある米国債と欧州各国との金利差
米国債の金利上昇が欧州各国の国債よりも大きいため、米国債との金利差が拡大している(表参照)。一時、欧州各国の国債利回り(ドイツ債を除く)は米国債を上回っていたものの、現在では米国債金利が上回っている状況だ。
(10年債の金利差:2020年末以降)
年月 | ドイツ | イタリア | スペイン | ポルトガル | ギリシャ |
2021年3月 | 1.99% | 1.03% | 1.36% | 1.48% | 0.82% |
最低 | 1.03% | -1.58% | -0.51% | -0.65% | -2.61% |
最大 | 2.11% | 1.07% | 1.46% | 1.52% | 0.84% |
通貨市場では金利差の拡大が嫌気され、ユーロが下落基調にあるようだ。それは米国債と欧州各国との金利差と、ユーロの相関係数が-0.8を超える強い逆相関の関係にあるからだ。欧州では新型コロナ感染が拡大しているため、米国との金利差が拡大傾向にあると考えられるため、ユーロには売り圧力となりそうだ。
米国債と欧州各国の国債利回りとの金利差が拡大基調にある。ユーロが弱含んでいる要因にはこの金利差拡大があげられる。
それは、ユーロと金利差(米国債と欧州国債)には逆相関の関係があるからだ。
拡大傾向にある米国債と欧州各国との金利差
米国債の金利上昇が欧州各国の国債よりも大きいため、米国債との金利差が拡大している(表参照)。
一時、欧州各国の国債利回り(ドイツ債を除く)は米国債を上回っていたものの、現在では米国債金利が上回っている状況だ。
(10年債の金利差:2020年末以降)
年月 | ドイツ | イタリア | スペイン | ポルトガル | ギリシャ |
2021年3月 | 1.99% | 1.03% | 1.36% | 1.48% | 0.82% |
最低 | 1.03% | -1.58% | -0.51% | -0.65% | -2.61% |
最大 | 2.11% | 1.07% | 1.46% | 1.52% | 0.84% |
通貨市場では金利差の拡大が嫌気され、ユーロが下落基調にあるようだ。
それは米国債と欧州各国との金利差と、ユーロの相関係数が-0.8を超える強い逆相関の関係にあるからだ。
欧州では新型コロナ感染が拡大しているため、米国との金利差が拡大傾向にあると考えられるため、ユーロの売り圧力となりそうだ。
投稿者プロフィール
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大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)
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