米国債:注目される2年債動向、金利差は拡大


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【米国債:注目される2年債動向、金利差は拡大】

米国債市場では、2年国債と各期間の国債金利との差が拡大傾向にある。昨日、5年、7年、10年債と2年国債との金利差が昨年来の水準を更新した。

この金利差の拡大の要因は、2年国債金利が政策金利の影響を受けるため、動きが制限されてしまうからだ。

しかし、3年債の金利が上昇に転じ、3年2年の金利差が拡大傾向にあるため、2年国債金利が3年債に連れ高する可能性が出てきた。

拡大傾向にある3年国債と2年国債の金利差

 

3年国債の利回りが上昇しているため、2年国債との金利差が拡大傾向にある(図参照)。年初0.04%だった3年国債と2年国債のスプレッド(金利差)は、3年債の利回りが上昇(0.167%から0.316%)したため0.19%に拡大した。

3年国債の利回りは2月下旬に政策金利の上限(0.25%)を上回り、現在0.3%台で推移している。

一方、2年国債の動きは鈍く、年初からの上昇は0.02%(0.122%から0.143%)と限定的だ。

しかし、3年債の金利が上昇しているため、2年債の利回りが3年金利に引きずられ上昇する可能性が出てきた。

もし、2年国債の利回りが上昇に転じると株式市場にとって、ネガティブな材料となりそうだ。

それは、2年国債金利との相関係数はナスダック指数が-0.77、SP500指数が-0.72と、負の相関が観測されているためだ。

今後の2年国債金利の動きに注意する必要がありそうだ。

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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