セイノーHDユーロ円CB発行:転換に高いハードル


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セイノーHDは<9076>が15日、転換に高いハードルが設定されているユーロ円(償還日:2026年3月31日)の発行を決議した。

 

<同社2026年3月償還転換制限条項付きユーロ円CBの基本情報>

発行日:2021年3月31日

転換期限:2026年3月17日

償還日:2026年3月31日

転換価格:2,168円

発行額:250億円

発行価格:103.50円

払込価格:101.00円

転換制限条項:2025年9月まで設定

 

転換には高いハードルを設定

 

同CBには予約権行使にあたり高いハードルが設定されている。それは、予約権の行使は2025年9月末までは、四半期最後の取引に終了する20連続取引日の終値(株価)が下記表の条件価格を超えた場合に発生する。発生した場合は翌四半期に限り予約権を行使することができる。(但し、2021年4月1日に開始する暦年四半期に関しては、2021年4月14日から末日までの期間において、予約権を行使することができる)。

2021年7月以降、2024年12月末までは、四半期最後の20営業日の株価(終値)が転換価格の1.5倍に相当する3,253円以上の場合に発生する。この水準は同社の上場来高値2,920円(1989年9月29日)を上回る。それゆえ、2024年12月までに転換するためには株価が史上最高値を更新する必要がある。

 

転換制限条項 条件 以上
2024年12月末まで 転換価格の150%超 ¥3,253
2025年1月以降 転換価格の130%超 ¥2,819

なお、同CBの潜在株式数が約1,153万株に相当するものの、自己株式保有数が約2,523万株と潜在株数を大きく上回っている。そのため、転換には前回債(2018年10月債)と同様に自己株式が用いられる可能性が高い。つまり、EPSの希薄化は心配する必要はなさそうだ。

株価はCB起債を嫌気し下落しているもののリバウンドが期待できそうだ。

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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