日銀の社オペ前に、対象のANA39回債利回り急低下


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日本銀行による期間3年超5年以下を対象とした社債等買入(社オペ)が本日22日に実施される。

これを前に、社オペ対象銘柄、ANA39回債の利回りが急低下した。

 

ANA39回債の利回り低下がJAL6回債を下回った

ANAとJALの社債利回りを比較すると、同じ年限の社債利回りは、ANAがJALを上回っているもの39回債利回りはJAL6回債の利回りを下回った(図1参照)。

償還日はANA39回債が2025年12月、JAL6回債は2024年12月と、ANA39回債が1年長いいものの、利回はANA39回債がJAL6回債を0.02%下回る0.94%だ。

その他の銘柄の償還はANA40回債が2029年11月、JAL7回債が2029年12月、ANA35回債が2038年5月、JAL4回債が2038年9月。同年限の金利差はいずれもANAの社債利回りがJAL債を上回っているためプラスだ。

この状況でANA39回債の利回りがJAL6回債を下回ることは考えにくい。

 

ANA39回債の利回り低下が突出

 

20日と21日の国内債11銘柄の利回り変化を調べると39回債が他の銘柄に比べ低下幅が突出していることがわかる(表参照)。

39回債は前日比0.11%低下と他の銘柄を大きく下回った。

この背景には22日に実施される「社オペ」の影響が大きい。

39回債は昨年12月から社オペの対象(残存5年以下)に入ったばかりだからだ。

12月の「社オペ」の結果は按分レートが0.061%、平均落札レートが0.094%だった(表参照)。

これは、39回債の0.94%を大幅に下回る水準だ。昨日の39回債の金利低下は、社オペの手当買いが入った可能性が高い。

 

償還 2024/3/6 2025/12/9 2026/5/22 2026/9/18 2028/10/24 2029/11/28
回号 29回債 39回債 37回債 30回債 36回債 40回債
1月20日 0.825% 1.050% 1.265% 1.295% 1.430% 1.450%
1月21日 0.820% 0.940% 1.260% 1.290% 1.425% 1.440%
変化 -0.005% -0.110% -0.005% -0.005% -0.005% -0.010%
償還 2036/6/9 2037/6/8 2038/5/24 2039/5/20 2039/11/28
回号 32回債 34回債 35回債 38回債 41回債
1月20日 1.730% 1.800% 1.865% 1.925% 2.005%
1月21日 1.720% 1.790% 1.855% 1.910% 1.985%
変化 -0.010% -0.010% -0.010% -0.015% -0.020%

 

3年超5年以下の社オペ結果

応札総額(億円) 落札総額(億円) 倍率 按分レート(%) 平均落札レート(%) 按分比率(%)
2020年5月20日 5,920 2,001 2.959 0.170 0.212 31.60
2020年6月23日 6,177 2,000 3.089 0.170 0.192 33.30
2020年7月22日 4,874 2,000 2.437 0.154 0.173 47.70
2020年8月21日 4,716 2,000 2.358 0.165 0.181 1.90
2020年9月25日 3,451 2,000 1.726 0.133 0.154 3.50
2020年10月20日 3,124 2,001 1.561 0.103 0.127 61.60
2020年11月18日 2,900 2,000 1.450 0.043 0.077 39.90
2020年12月21日 3,388 2,000 1.694 0.061 0.094 0.40

 

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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