ついに10年も逆転、米国とイタリア国債金利


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米国債が注目されそうだ。米国債の利回りが急騰し、米国10年債の利回りがイタリア10年国債利回りを上回った。

米国は3月に2度の緊急利下げ踏み切った。これらの利下げにより米国債利回りが低下し、欧州の高金利国であるイタリア国債利回り下回る水準で推移していた。

米国のソブリン格付けはAaa(MDY)、AA+(S&P)と、イタリアのBaa3(MDY)、BBB(S&P)、を大きく上回っている。

今後、金利差が拡大すれば欧州から米国に資金が流れそうだ。

〇米国債利回りが上昇中

30年債の利回りが前回利下げ前の水準を回復。政策金利の影響を受けにくい長期債ほど利回りが上昇している。

〇米国債とイタリア国債利回り逆転

ついに10年債の利回りも逆転。残りは30年債のみとなった。

 

 

図は米国債利回りとイタリア国債利回りのスプレッドの推移を示している。

米国利下げにより米国債利回りが低下したためスプレッドはマイナス圏で推移していた。

 

しかし、米国債の金利上昇とイタリア国債の利回り低下が進んだため、期間の短い国債から米国債がイタリア国債の金利を上回り10月2日に7年債が、そして昨日10年金利が逆転した。残るは30年債のみだ。

 

 

単純にMDYのソブリン格付けを比較すると米国はAaaに対し、イタリアはBaa3だ。

米国債の魅力が高まっている。今後、米国債利回りが上昇し続けるとイタリアやギリシャなどに流れていた資金が米国債に向かうことが考えられる。

 

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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