いいところが無かったLINEのユーロ円CB


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LINE(東証コード:3938)の株がソフトバンクと韓国ネイバーが共同で実施したTOBに伴い上場廃止となる。これが2023年と2025年償還のユーロ円CBの繰り上げ償還事由として繰上償還還される。

両銘柄ともに転換が全く進んでいないため発行額がまるまる償還されることになる。

このCBに投資した投資家は利益を得る機会はほとんどなかったようだ。むしろ、この繰り上げ償還にともない損失が計上される可能性が高い。

〇2023年と2025年9月償還のユーロ円CB

 

図はLINEのCB2銘柄の転換価格とCB起債以来の株価の推移を表している。

転換価格は2023年9月債が5,830.1円、2025年9月債が5,602.5円に設定されている。CB起債後の株価の高値は2020年7月6日に付けた5,670円だ。この水準が2025年9月債の転換価格を上回る。しかし、東京証券取引所が発表した7月分のCB転換額は0円だった。つまり、CB2銘柄ともにCB起債額がまるまる途中償還されることとなった。

 

〇CBの価格推移

CBの募集価格は両銘柄ともに102.50円だった。図は起債以降のCBの価格推移を示しえいる。2023年債、2025年債ともに取引価格が発行価格102.50円を上回ったのは2019年11月のみだ。募集価格で投資した投資家はこの時点で売却していれば多少が利益が出たようだ。しかし、市場価格はほぼ募集価格を下回って推移していた。

〇繰り上げ償還価格

繰り上げ償還は各本新株予約権付社債の募集価格から各本社債の額面金額を差し引
いた額に、償還日(同日を含む)から満期日(同日を含まない)の日数を払込期日(同日を含む)から満期日(同日を含まない)までの日数で除した数を乗じ、これに各本社債の額面金額を加えた額で繰上償還するものとするとされている。

募集価格は102.50円で額面価格は100円だ。額面に上乗せされる1日当たりの金額は2023年9月債が0.00136円、2025年9月債が0.00097円。9月29日時点の残存日数は2023年9月債が1,072日。2025年債が1,802日だ。仮に本日が繰り上げ償還日なら2023年債は101.454円、2025年債は101.751円と求められる。

募集価格で購入した投資家は損失を計上することになる。

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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