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日米ともにインフレが進み、利上げ期待が高まっています。今週発表された米国PPIは6.33%(+0.72%)。PPIはCPIに先行する指標です。インフレの要因である原油価格は高騰し、金曜日の終値は101.41ドルと、年初来高値を付けました。この環境では12月に日米同時利上げが実施されるでしょう。特に日本の金融政策は出遅れているため来年以降も利上げは継続され、現在のインフレ率を考慮すると政策金利が2%に引き上げられてもおかしくありません。




株式市場では日米ともにグロースからバリューへの資金移動が進み初めています。債券市場では、社債市場が売られ、国債に資金が流れています。質への逃避が進んでいます。
米国ハイイールドETFは年初来安値を更新。米国社債のクレジットスプレッドは拡大し、
米国債に資金が流れています。
今週の米国債のイールドカーブはブルフラット。しかし、インフレが進むとカーブはスティープニングするので、一時的な動きだと思います。本来は中期ゾーンの金利が長期より低下しやすいものの、利上げ観測の高まりから中期債の金利が下がりにくくなっているためです。
現状、原油価格は当面下がりそうに無いため、インフレは収まる気配はありません。
投資をするなら米国中期国債。2年債が5%超に上昇すれば拾っても良いと思います。



〇米国株式市場:AIバブル崩壊
AI関連銘柄のバブルが剥げ落ちています。AI関連して持てはやされてた企業の株価は急落中。キャタピラーもAIプレミアムがはがれ1週間で時価総額5兆円が泡となりました。この下げで、キャタピラーコマツレシオは7.9倍に縮小。ERは高値40倍から26.7倍に低下。
株価は高値1073.46ドルから32%下落。
業績は悪くないので700ドル以下は拾っても良い水準だと思います。企業決算は10月29日。それまでは上値が思い動きとなりそうです。


〇日本株; バリュー、出遅れ大型株
日本株市場においても半導体バブルが崩壊中。日経平均構成銘柄で、先週一番売られて銘柄はキオクシアで下落率は23.59%(前週比)。それでもキオクシアの年初来リターンは275.88%です。需給で売られているのでまだ下落余地はありそうです。スケベ買いはやめましょう。株価の下落を止めるには思い切った配当政策を実施することかなあ。
日本では23日に全国CPIが発表されます。既に先行する東京23区の9月CPIが2.7%(YOY)と高い上昇率だったので全国CPIも高い伸びが予想されます。
株価にとってネガティブ材料となりそうです。
株式市場では、今後安心安全の高配当、大型バリューが買われるでしょう。半導体、AI関連はまだ下げの余地があるので触らない方が良いと思います。
〇メタプラ2031年10月償還ユーロ円CBを520億起債
メタプラがユーロ円CBを520億円発行。資金の使途は借入金の返済に236億円、自己株取得に最大283億円(253億円と追加額30億円)です。転換価格は339円(当初のプレミアム29.89%)、募集価格102.50、額面100。このCBの特長としては160%コールオプション条項が上げられます。これは、株価の終値が20営業日連続し行使価格の160%以上だった場合に、最終日から30日以内に債券保有者に30日以上60日以内の事前通知をした上で、2029年10月29日以降に額面で繰上償還できる。株価が543円以上(339×1.6)に上昇しないとコールは発生しません。
253億円は約9693万株、CB全額転換されると1.53億株です。結果的は5645万株新株(発行見株数の約4.5%)が発行されることとなります。
520億円積み上がったのはすごいです。MSCBではないので株価が急落することはないものの当面株価の上値は期待できそうにありません。

〇インド:大型株中心に上昇
久々に大型株中心に上昇。それでも年初比はマイナス。
インド株は積み立て投資が一番。世界で一番期待できると思われる株式市場。
まだ、規制が多く、外国人投資家には解放されていません。

データ:Bloomberg
国際公認投資アナリスト(CIIA)
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
AFP
藤井理
投稿者プロフィール
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大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)
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