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ダウ平均の終値が初の4万ドル乗せ。米国市場は利下げ期待で資金はバリューからグロースに流れています。株式市場はリスクオフの流れです。資金は新興国にも流れています。
中国・香港が急伸、トルコやインドも負けていません。米国上場の新興諸国ETF上昇率(先週比)は中国が5.6%、香港が3.7%、トルコが4.4%、インドが3.1%、南アは3.2%でした。
エマージングが急伸
米国市場上場 新興国ETF
中国は不動産市場対策として、市や地方当局による売れ残り受託の買い取り、低・中間所得世帯向けの低価格受託への転用、住宅ローン金利の下限廃止、頭金の減額などの措置が決まったためです。この政策により不動産株が急騰。20%以上上昇した銘柄もあります。
中国株は、短期的には上昇するかもしれません。ただ、長期投資としての中国は政治リスクが高すぎるので長期投資家の方はスルーしたほうが良いでしょう。
・日本株
日本市場も米国同様にバリューが売られています。MSCIグロース指数が先週2.3%上昇したのに対し、バリュー指数はマイナス0.06%でした。日経平均がプラス1.46%、TOPIXがプラス0.64%とバリューがアンダーパフォームしました。
バリュー銘柄の絶好の買い場です。日本株市場のスタートラインはPBR1倍だからです。
長期投資は逆張りが基本です。
・トルコ株
トルコ株も急伸していますよ。4月6日のブログを信じてトルコ株に投資された方がいたらさぞご満足されていることでしょう。まだまだ上昇すると思いますが全資産は投資しないように。
・インド株銘柄紹介
インド銘柄紹介しリリース2回目は、マヒンドラ&マヒンドラです。呪文のような企業名ですが自動車、農機具などの大手メーカーで、年間売上高は約2.4兆円です。日本のクボタの年間売上が3兆円なので同規模の企業です。
マヒンドラ&マヒンドラのトラクターの市場シェアは40%を占めています。世界のトラクターシェア3位(8.2%/2021年)のクボタのインドでのシェアが13%程度なので同社の市場シェアがいかに高いかが分かります。
マヒンドラ&マヒンドラの世界市場シェアは7位の1.6%。です。
インドは農業大国で農業機械市場規模は約167億ドル、2029年には251億ドルへ成長すると予想されており、同社の売上も上昇するでしょう。
株価は2514.45ルピー、予想PERは25.43倍、配当利回りは0.84%です。
ご報告
22日市川市鬼高公民館にて証券業協会主催セミナーで講師をします。
テーマははじめての資産運用(金融商品の基礎知識)です。
久々のセミナー講師。緊張するなあ。
データ:Bloomberg
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
国際公認投資アナリスト(CIIA)
AFP
藤井理
投稿者プロフィール
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大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)
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