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本日は三社祭、先週は神田祭りと、東京は祭り三昧です。今朝、浅草は、朝から活気づいていましたよ。

 

日本株

 

日経平均が3万円台に帰ってきました。日本株は割安銘柄が多いことや、中国がこけて日本株の地位が上がっていることからまだまだ上昇するでしょう。

日経平均のイールドスプレッド（10年国債金利と益利回りの差）はマイナス4.99％と米国より割安（ダウ：マイナス2.1％）。外人が日本株の安さに気が付いてしまいました。

大型、割安銘柄が良いと思います。何を買ったらよいかわからない方は、日本株割安低位株オープンなどを買いましょう。

割安銘柄例

日米益利回りとイールドスプレッド推移

低位株オープン

 

・電鉄、空運

電鉄や空運株の株価をコロナ以前と比較すると80～90％程度です。百貨店はすでに1.5倍以上になっているので水準的には割安です。

しかし、ANAに投資する際には気を付ける必要があります。ANAはユーロ円CBを1500億円起債しており、株価の上昇はCBのデルタヘッジが出やすくなります。すでに株価が転換価格‘2883円）を上回っているため、株価の上昇はデルタの上昇を意味します。

現時点の理論価格は107.45、ＣＢ価格が114.28、乖離率は6.3％。まだ、転換が始まることはありません。

なお、このＣＢには2024年12月10日以降に株価の終値が20日連続して転換価格の120％以上（3460円）の場合、コールが発生します。1年6カ月以上先の話ですが株価が3460円に近づくと転換が意識されプレミアムが縮小することが予想されます。

CBの発行額1500億円は5209万株に相当するため、株価3500円以上からの上昇は鈍くなる可能性があります。復配など材料が出れば転換売りをこなし、株価が上昇することも期待でします。

一方、CBが転換すると、1500億円を返済する必要がありません。1500億円は資本金に組入れられるので財務内容が良くなります。

 

ANAユーロ円CBのパリティと価格推移

乖離率推移

 

・トルコ

トルコに奇跡が起きる可能性は残念ながら小さくなってしまいました。大統領選は28日に決選投票が行われます。

28日待ちましょう。

 

藤井　理

データ：Bloomberg