HISユーロ円CBに割高感


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エイチ・アイ・エス<9603>の2024年11月償還ユーロ円CBに割高感がある。それは、同期間の同社とANAホールディングス<9202>との国内債金利差9.5%に対し、CB最終利回りの金利差は3.28%のためだ。
<HIS2024年11月償還ユーロ円CBの基本情報>
償還日:2024年11月15日
転換価格:5,604円
株価(4月22日):2,053円
理論価格:36.63円
格付け:JCR BBB-(*-)
<ANA2024年9月償還ユーロ円CBの基本情報>
償還日:2024年9月19日
転換価格:5,009.7円
株価(4月22日):2,292円
理論価格:45.75円
格付け:R&I A-(NEG)/JCR A(NEG)
HIS、ANAともに株価との連動性は期待できない
HISとANAは2024年に償還を迎えるユーロ円CBを発行しており、4月22日時点での理論価格はHISが36.63円、ANAが45.75円(基本情報参照)と、両銘柄ともに額面を大きく下回っているため株価が多少上昇したところでCB価格の上昇は期待できない。そのため、これらCBは最終利回りを基準に取引される。
それぞれ最終利回りは、HISが4.59%でANAは1.31%、両銘柄の金利差は3.28%だ(図参照)。
一方、両社ともに2024年に償還を迎える国内債(HIS3回債:2024年2月償還とANA29回債:2024年3月償還)を発行している。それぞれの利回りはHIS3回債が10.24%でANA29回債が0.75%、スプレッドは9.49%だ(図参照)。
国内債の金利差9.49%に対し、ユーロ円CBは3.28%だ。つまり、HISユーロ円CBの割高さが際立っている状況だ。

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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