ANAの社債利回りは低下するか?


Warning: strpos() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/compat.php on line 493

Warning: strpos() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/compat.php on line 493

Warning: preg_match() expects parameter 2 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/class-wp-block-parser.php on line 252

Warning: strlen() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/class-wp-block-parser.php on line 324

 

ANAホールディングス(東証コード:9202、以下ANA))の社債利回りは低下するか?昨日、世界中のエアラインの株が急騰し、社債利回りが急低下した。ANAやJALの株価(ADR)は買われていたが、社債は本日の東京市場がメインとなる。

〇ANAの社債利回りは横ばい推移

ANAの社債利回りは新型コロナの影響で上昇し、その後は横ばいで推移している(図参照)。海外市場では航空会社の社債が買われ、利回りが急低下した。

〇米国航空会社の社債利回りは急低下

米国の航空会社の社債利回りは急低下した。中でも格付けがジャンク級のアメリカン航空グループ(MDY Caa1、S&P CCC)やユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(MDY Ba3、S&P BB+)などの低下が目立った(表参照)。

格付けが悪い債券ほど利回りが低下した格好だ。

なお、格付けはデルタ航空がMDY Baa2、S&P BB+、サウスウエスト航空がMDY

Baa1、S&P BBBで、いずれの航空会社についても格付けの将来見通しはネガティブだ。

アメリカン航空グループ 11月9日 11月6日 変化
4.7%  2021年6月債 28.45% 28.81% -0.36%
5% 2022年6月債 24.57% 32.40% -7.83%
3.75% 2025年3月債 17.88% 21.22% -3.34%
11.75% 2025年7月債 10.19% 11.82% -1.63%
デルタ空港 11月9日 11月6日 変化
3.4% 2021年4月債 1.15% 1.78% -0.64%
7% 2025年5月債 3.79% 4.27% -0.49%
ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス 11月9日 11月6日 変化
4.25% 2022年10月債 6.12% 8.38% -2.26%
5% 2024年5月債 7.75% 8.85% -1.10%
サウスウエスト航空 11月9日 11月6日 変化
4.75% 2023年5外債 1.30% 1.49% -0.19%
7.375% 2027年3月債 3.48% 3.61% -0.13%

 

〇航空関連企業の株価が急騰

コロナワクチン期待で航空関連の株価は急騰、中にはエアカナダのように20%を超える銘柄も観測された。

企業名 株価上昇率
ルフトハンザ航空 19.88%
エアバス 18.57%
ボーイング 13.71%
アメリカン航空 15.18%
ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス 19.15%
エアカナダ 28.63%
デルタ 17.03%

 

日本においても株式市場はANAやJALの上昇が期待できる一方で、社債の動きが急目されそうだ。

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

詳しいリンク先はこちら