米国株がはじけても、日本があるさ!


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今週の米国株はハイテク銘柄中心に下落。下落率(前週比)はSOX指数が3.89%、ナスダックが3.04%、S&P500が1.63%、ダウは1.21%。

 

日本株市場では日経平均が4.07%下落と、東証プライム市場の0.97%、同スタンダード市場の0.85%、同グロース市場の1.79%を大きく下回りました。

日経平均構成銘柄の下落率(前週比)上位銘柄ではソシオネクストが31.95%、ソフトバンクGが19.82%、SCREEN HDが15.9%、アドバンテストは13.72%など半導体関連銘柄が目立ちました。上げすぎの反動ですね。

ソフトバンクやアドバンテストは大きく売られたものの、年初来の上昇率はソフトバンクが136.25%、アドバンテストは117.00%と、日経平均の26.02%を大きく上回っています。

週末のNY市場は引き続き下落しているので、来週の買われ過ぎた半導体関連銘柄は売られやすい状況です。

 

〇米国クレジット:リスクオフ

本来金利低下局面では、スプレッドの厚いジャンク債が買われる傾向があります。しかし、このところジャンク債のTスプレッドが拡大傾向にあります。つまり、クレジット市場において質への投資が起きています。資金は国債や高格債に流れています。この状況は株式市場にとってマイナス材料。

〇米国;高くて買えない機関投資家

イールド・スプレッド、GDP時価総額対比などの物差しで米国株式市場を分析すると割高。

米国株式市場の時価総額はGDPの2倍を超えています。誰がこの水準から株式投資をするのか?頼りは日本のつみたてNISAぐらいでしょう。

 

〇日本株:割安銘柄は買い

日本株にはまだまだ割安感があります。東証による株価改革も順調に進んでいます。米国が崩れて日本株が連れ安する場面があると思いますが、その時が買いのチャンス。バークシャがサムライ債の起債に動いています。これは、日本株が崩れた場合の財源だと思います。

米国が崩れ、日本株が売られるタイミングで保有中の商社株の買い増しするための資金でしょう。

〇日本債券市場:社債投資にうまみ(機関投資家)

国債金利が緩やかな上昇基調にあるなか、社債に投資妙味がでています。5年1.5%は当たりまえ、7日に起債されたUNWXTHD5年債(R&I A-)はクーポン1.892%(T+65bp)

。大人気だったようです。

 

〇インド株:IPOラッシュ

今年のインドは人気がありません。国内で販売されているインド投信から資金の流出がとまりません。例えば昨年人気の高かったHSBCインドインフラ株式オープンは1週間で約86.7億円が流出。

インド本土では新規公開ラッシュ。今週はオルクラ・インディアとスタッズ・アクセサリーズが新規上場されました。初値はオルクラが公募価格を2.75%上回る750.1ルピー、スタッズ・アクセサリーズは2.56%下回る570ルピーで取引が始まりました。

公募では人気があったようですが、期待どおりの結果にはならなかったようです。

最近上場した銘柄で公募価格を100とした場合100を上回っている銘柄はMidwestの104.84ぐらいです。

IPOは今後も続きます。大型案件としてはSBIファンドマネジメントが動いています。

データ:Bloomberg

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

国際公認投資アナリスト(CIIA)

AFP

藤井理

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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