サイバーエージェント:PTS株価が急騰、乖離率が急低下


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サイバーエージェント<4751>の株価がPTS(ジャパンネクスト)市場で急伸し、28日の終値を217.5円上回る2,167.5円を付けことを受け、ユーロ円CB2023年2月償還の乖離率が縮小し、マイナス2.08%を付けた。なお、乖離率がマイナスを付けたのは、起債以来初だ。

<同社2023年2月償還ユーロ円CBの基本情報>
転換期限:2023年2月33日
償還日:2023年2月17日
転換価格:1,615円
発行額(残額):200億円(200億円)

株価急伸で転換は始まるか
同社PTS株価が28日の東証終値より217.5円上昇し、2167.5円を付けたことで、2023年2月償還債(ユーロ円CB)の乖離率がCB9.5%からマイナス2.08%に一気に縮小したため、転換が始まる可能性が高まった。
同CBの潜在株式数は1,283万株
に相当する。同社は自己株式を95.3万株保有しているものの、転換が始まると新株が発行される可能性が高い。それに加え、同社は2025年2月償還のユーロ円CBも発行しており、2025年2月債についても乖離率が0.55%に縮んでいる。
2銘柄の潜在株式数は2,514万株に相当するため、CB市場の動きが注目される。

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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