Warning: strpos() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/compat.php on line 493
Warning: strpos() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/compat.php on line 493
Warning: preg_match() expects parameter 2 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/class-wp-block-parser.php on line 252
Warning: strlen() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/class-wp-block-parser.php on line 324
南欧諸国の国債金利低下に歯止めがかからない。昨日、ポルトガルの国債金利が全期間に渡り年初来の最低水準を更新した。
10年国債の金利は0.006%と、本日にもマイナスに突入しそうな水準だ。
現在、ユーロ加盟国で10年国債の利回りがマイナスなのは、ドイツ、フランス、オランダの4カ国だ。
〇ポルトガルの10年債は0.006%とマイナス金利直前
昨日、ポルトガルの10年国債が買われ、マイナス金利手前の0.006%を付けた。
昨年末の金利と昨日の水準を比較すると、期間が長い国債ほど金利の低下幅が大きい傾向が読み取れる。
これは行き場を失った資金がより高い金利を求め、長期・超長期債に流れた結果イールド・カーブがブル・フラット化した。
(%) | |||||
2年 | 5年 | 10年 | 15年 | 30年 | |
昨年末 | -0.569 | -0.117 | 0.434 | 0.8 | 1.346 |
11月27日 | -0.697 | -0.463 | 0.006 | 0.375 | 0.728 |
低下幅 | -0.128 | -0.346 | -0.428 | -0.425 | -0.618 |
〇マイナス勢力拡大中
ユーロ加盟国ではマイナス金利の勢力が拡大している。現在、ドイツやオランダは
30年債までの国債の金利が全てマイナスとなっている。
ドイツ、オランダ以外のマイナス利回りは、フランスが15年迄、スペインとポルトガルが7年迄、イタリアが3年迄、ギリシャが2年迄という状況だ(表参照)。
(%) | |||||
フランス15年 | スペイン7年 | ポルトガル7年 | イタリア3年 | *ギリシャ2年 | |
昨年末 | 0.347 | 0.145 | 0.155 | 0.221 | 0.188 |
11月26日 | -0.181 | -0.257 | -0.262 | -0.252 | -0.11 |
低下幅 | -0.528 | -0.402 | -0.417 | -0.473 | -0.298 |
〇次はポルトガル10年債が有力
次に利回りがマイナスに入りそうな国債は、ギリシャとイタリアの5年債、スペインとポルトガルの10年国債が候補に挙がるが、ポルトガル10年が有力だ(図1と表を参照)。
ポルトガル10年債利回りが0.006%と4銘柄の中でもっとも低いからだ。
Dates | ギリシャ5年 | イタリア5年 | スペイン10年 | ポルトガル10年 |
11月26日 | 0.033% | 0.031% | 0.049% | 0.006% |
欧州市場ではマイナス金利の拡大が止まらない状況だ。
⊛お願い:リンクを貼り付けて頂ける場合は連絡をいただけると幸いです。
投稿者プロフィール
-
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)
詳しいリンク先はこちら
- 未分類2024.11.30大丈夫かフランス
- 未分類2024.11.16日本株の反転はイッシー辞任
- 未分類2024.11.09イーロンマスク氏ほくほく 時価総額増加額>献金額
- 未分類2024.11.02米国大統領選挙 株価への影響は