次はポルトガル国債だ!


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ポルトガル30年国債がついに史上最低を更新した。

欧州諸国の国債の金利がマイナス推移する中、プラス金利の国債が買われている。

イタリア、ギリシャに次ぎポルトガル国債やスペイン国債の金利低下がはじまった。

〇ポルトガル国債に資金流入

昨日のポルトガル30年国債が史上最低を、5年と7年、10年国債は年初来の最低水準を更新した(図参照)。

その結果、イールド・カーブがフラットニングした。

 

〇イタリア、ギリシャの次に狙われている国はどこだ

 

イタリアやギリシャの国債金利が史上最低水準を更新する中、市場は次の国を模索している。

昨日の市場金利はイタリア国債の5年から30年、ギリシャ国債の7年から15年、

ポルトガル30年国債の利回りが史上最低水準を付けた(下表参照)。

欧州国債史上でプラス金利が存在している国にはギリシャやイタリアの他、スペインやポルトガルが挙げられる。

昨日はスペイン国債の2年から15年、ポルトガル国債の5年から10年が年初来の最低水準を更新した。

イタリアやギリシャの次に史上最低を付けそうな国はこの両国に絞られそうだ。

 

(%)
  2年 5年 7年 10年 15 30年
スペイン -0.562 -0.37 -0.141 0.142 0.444 0.934
ギリシャ 0.053 0.289 0.477 0.802 0.942
イタリア -0.354 0.065 0.37 0.675 1.031 1.532
ポルトガル -0.593 -0.327 -0.124 0.15 0.493 0.836

 

そこで、ポルトガル国債とスペイン国債の史上最低金利と昨日10月12日の終値と比較することで、

どちら国債金利が史上最低水準に近いかを検証した。

 

史上最低金利を付けた日はスペイン国債が2019年8月15日、ポルトガル国債金利は期間によりまちまちだった。

史上最低水準と昨日の金利差を比較するとすべての期間で、ポルトガル国債の水準がスペインを下回っていた(下表参照)。

 

イタリアやギリシャの次に国債金利が史上最低を更新しそうな国はポルトガルが有力だ。

            (%)
スペイン国債 2年 5年 7年 10年 15年 30年
2019年8月15日 -0.592 -0.399 -0.202 0.031 0.43 0.879
2020年10月12日 -0.562 -0.37 -0.141 0.142 0.444 0.934
 金利差 0.03 0.029 0.061 0.111 0.014 0.055

 

ポルトガル国債 2年 5年 7年 10年 15年 30年
史上最低を付けた日 2019/9/4 2019/8/26 2019/8/15 2019/8/15 2019/8/15 2020/10/12
最低金利 -0.684 -0.374 -0.157 0.065 0.403 0.837
2020年10月12日 -0.592 -0.326 -0.121 0.152 0.495 0.837
 金利差 0.092 0.048 0.036 0.087 0.092 0

 

 

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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