ドル債もソフトバンクGの投機のNO!


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昨日のソフトバンクグループ(東証コード:9984)のユーロ建て債の利回りが上昇したことに続いて、米国債市場では当社ドル建て債が売られた。特に永久劣後債の価格が2pt程度下落とシニア債の1pt程度を上回った。

 

ソフトババンクGの米国ハイテク株への大規模投機に対するクレジット市場の評価は厳しい。

 

〇ドル建て債の動き

図はソフトバンクGのドルのシニア債7銘柄のイールドカーブを示している。

永久劣後債2銘柄の図

 

 

永久劣後債のYTC(コール償還日利回り)の上昇が目立った。

金利の上昇が一番大きかった銘柄はCALLが2023年7月に設定されている永久劣後6%債の9月4日時点のYTCが6.67%から7.43%に上昇した。

 

また、次の表はドル建て債9銘柄について、9月4日と同8日の利回りを示している。

Dates 5.375%2022年7月 5.5%2023年4月 4.75%2024年9月 6.125%2025年4月
9月4日 2.16% 2.53% 3.03% 3.43%
9月8日 2.70% 2.86% 3.24% 3.73%
前日比 0.54% 0.33% 0.22% 0.30%
Dates 6%2025年7月 5.125%2027年9月 6.25%2028年4月
9月4日 3.69% 4.10% 4.02%
9月8日 3.97% 4.40% 4.25%
前日比 0.28% 0.30% 0.23%

 

 

Dates 永久劣後6% CALL2023年7月 永久劣後6.875%CALL2027年7月
9月4日 6.67% 6.78%
9月8日 7.43% 7.22%
前日比 0.76% 0.44%

 

昨日の米国債市場では国債の金利が低下したためソフトバンクGの社債と国債金利のスプレッド(Tスプレッド)が拡大した。

次の表が9月4日と同8日のスプレッドを示している。

 

Dates 5.375%2022年7月 5.5%2023年4月 4.75%2024年9月 6.125%2025年4月
9月4日 203 240 283 320
9月8日 257 270 303 348
前日比 53 30 20 28
Dates 6%2025年7月 5.125%2027年9月 6.25%2028年4月
9月4日 345 367 354
9月8日 370 393 373
前日比 25 25 18

 

Dates 永久劣後6% CALL2023年7月 永久劣後6.875%CALL2027年7月
9月4日 653 634
9月8日 726 674
前日比 73 40

 

 

昨日もソフトバンクGの円債利回りには変化が見られなかった。しかし、ユーロ建てやドル債のクレジットが悪化し利回りが上昇している。しかし、円債についてはいまだ大きな動きはみられない。円債と外債に温度差がある。

 

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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