FUJIは転換制限条項をクリアできるか


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FUJI(東証コード:6134)は2021年3月に償還を迎える転換制限条項付きユーロ円CBを発行している。

転換制限条項は2020年12月25日までは、ある四半期の最後の20連続取引日の株価の終値が1,845円以上(転換価格の130%超)の場合、翌四半期に限りCBを転換できるというもの。

<FUJI2021年3月25日償還債の詳細>

発行額:100億円

残額:72.2億円

転換期限:2021年3月11日

償還日:2021年3月25日

転換価格:1,418.7円

転換制限条項の設定価格:1,845円以上

理論価格:133.71円

 

FUJIの転換社債は株価の低迷から今年はまだ一度も転換権が発生していない。

前回6月で終わる四半期は6月15日の終値が1,818円だったため、転換制限条項の条件を充たすことが出来なかった。

図は乖離率の推移を示している。

乖離率はすでに0%を挟んで推移している。つまり、プレミアムは剥げ落ちている。

 

残額72.2億円が株式に転換されると508.9万株に相当する。しかし、2021年3月期第1四半期時点で自己株式を647.9万株保有している。

2018年1月から3月の転換には自己株式が用いられてため新株は発行されなかったため、今回もし転換が始まれば自己株が用いられそうだ。

まずは9月1日の株価の終値が転換制限条項の条件価格1845円以上かどうか。

9月30日まで終値が1845円以上ならすぐにでも転換が始まりそうだ。

仮に、転換権が発生しなくても12月25日以降はいつでも転換が可能だ。

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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