自分年金 外債


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債券

自分年金12

 

外債投資について

 

外貨建ての債券のことです。

特徴

  • 同期間なら円建てより金利が高い
  • 為替の変動リスクがある
  • 債券の変動リスクがある
  • ストリップス債も珍しくない
  • 新興諸国の通貨が多い
  • 発行体は国や高い格付け機関

 

ストリップス債とは

・償還額面より大幅に安い価格で発行される

・クーポンは0%かそれに近い

・期間が長ければ長いほど価格が安い

・債券価格は複利計算

 

例 米国債 2028年5月15日償還

クーポン:0%

通貨:ドル

単価:87.7%

利回り:1.552%

償還価格:100%

販売単位:100㌦以上、100㌦単位

残存年数:8.5年程度

格付け:Aaa(MDY)/AA+(S&P)

 

利回り計算は(100÷87.7)^(1/残存年数)-1

償還は額面100ですが途中売却する場合は

普通の債券と同様に価格変動リスクがあります。

 

普通の状態では価格が100以上になりません。

価格の変動リスクはクーポンがついている債券より大きくなります。

為替の影響を受けます。

ケース①

購入時と償還時の為替が同じ場合(例100円)

(1万㌦購入)

購入時:1万㌦×87.7%×100円=87.7万円

償還時:1万㌦×100%×100円=100万円

利回り:1.552%

 

ケース② 円高が進んだ場合

購入時;100円、償還時:87.7円

購入時:1万㌦×87.7%×100円=87.7万円

償還時:1万㌦×100%×87.7円=87.7万円

利回り:0%

 

ケース③ 円安が進んだ場合

購入時;100円、償還時:110円

購入時:1万㌦×87.7%×100円=87.7万円

償還時:1万㌦×100%×110円=110万円

利回り:2.70%

 

なぜ通貨(国)によって金利が異なるか?

 

それはインフレリスクや政情不安があるためです。

安定していない国の国債を買いたいですか?

たとえばアルゼンチンの国債利回りは現在82%程度。

アルゼンチンの消費者物価は47.2%です。

物の価格が1年50%近く上昇することを意味しています。

100円で買えたパンが1年後には150円に!

利率がインフレを下回る水準で発行されても誰も購入しません。

投資家を集めるためにはインフレを上回るクーポンが必要です。

つまりインフレ率が高い国の通貨ほど金利が高いと言えます。

なお、外債の最大のリスクは為替です。

購入水準より円安になれば利益が、円高なら損失が発生します。

インフレ率が拡大傾向の国を避け、低下傾向にある国を買いましょう。

 

外債販売の証券会社のメリットは為替手数料です。

表面クーポンに騙されないで為替手数料を計算して投資しましょう。

なお、円貨決済型という商品は満期時に円換算額が払い込まれます。

つまり、払込み時より円高なら元本割れ(クーポンを加味しない)です。

償還時の外貨元本は100%ですが円換算は100%ではありません。

注意しましょう。

個人的には新興諸国の外債はおすすめできません。

高い為替手数料

某NET証券の為替手数料

ドル:0.25円

ユーロ:0.8円

豪ドル:1.0円

南アランド:0.3円

トルコリラ:1.5円

インドネシアルピア:0.03円

タイバーツ:0.08円

メキシコペソ:0.3円

 

これらを%表示にすると

(11月21日15時の為替レートを基準)

ドル:0.23%

ユーロ:0.66%

豪ドル:1.35%

南アランド:4.08%

トルコリラ:7.88%

インドネシアルピア:3.90%

タイバーツ:2.22%

メキシコペソ:5.37%

 

基本的に手数料は購入時と償還時にかかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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