中国団体旅行解禁でインバウンド関連株急騰、出遅れ銘柄を探せ


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中国政府が海外団体旅行を許可。中国から日本へ団体旅行が10日に解禁されました。

株式市場では、インバウンド関連銘柄が上昇。先週比の上昇率は三越伊勢丹が14.18%、ラオックスが12.65%、高島屋が7.88%、ビックカメラが6.18%、資生堂が7.26%JALが5.36%、JR東海が3.99%、JR東は4.34%。

図はコロナ以前の2019年12月末を100とした株価推移です。相対的にみてJR関連と資生堂に出遅れ感があります。株価の水準はJR西が70.04%、JR東海が85.3%、JR東が87.05%、資生堂は86.16%です。

PERの水準が下の図です。多くの銘柄のPERが20倍を超える中、JR東海が12.82倍、高島屋が13.74倍と割安感があります。

三越伊勢丹が22.48倍に対し、高島屋の13.74倍には割安感があります。

 

高島屋が割安に放置されている要因には2028年12月6日償還のユーロ円CB600億円が考えられます。このCBの転換価格は2,177.5円なので、発行額600億円は株式数27,554.5万株に相当し、数発行済株(177,759,481株)の15.5%に相当します。一方で、同社は自己株式を20,027,688株保有しており、転換には自己株式が用いられる可能性が高いので、実施の新株発行は700万株程度に収まると思われます。

現在のパリティ(理論価格)は102.1125円、CB価格が115.56円、乖離率は13.41%なので、転換される水準ではありません。しかし、株価が転換価格を上回っているのでデルタが大きくなりデルタヘッジが株価の上値を押さえている可能性があります。

PUTが2023年12月6日に設定されていますが、CB価格が115.56円とPUT価格100円を上回っているので行使される可能性はありません。

転換制限条項は設定されていないので、経験から転換は理論価格150円前後(株価が3,266.25円)から始まる可能性があります。

 

中国の団体旅行解禁でインバウンド株が買われていますが中国経済はいまがたがたです。

中国7月のCPIは前年比マイナス0.3%です。不動産バブルが崩壊、まるで1990年代の日本のようです。以前のような爆買いが起きる環境ではなさそうです。彼らの消費行動に注目したいです。

以前このブログでお伝えした中国の最大手デベロッパーであるカントリー・ガーデンがついにデフォルト。ドル債利払いが滞っております。同社に社債利回りは急騰、株価は史上最安値を更新。

同社はドル建て債を16銘柄発行しており、2023年9月11日にPUT付き社債の行使日が、利払いは9月17日にクーポンが6.15%2025年9月償還債、10月8日には6.5%2024年4月償還債と7.25%2026年4月償還債が控えています。

社債は投げ売り状態。価格は10%を下回っています(下図)。社債の償還期限を引き延ばすのか倒産するのか深刻な状況です。

となると、今後も中国・香港市場からは資金流出が続きそうです。これは、日本買につながります。世界の年金基金が日本株に投資するでしょう。来年、新しいNISAが始まり日本株ブームが起きるでしょう。現行NISA制度はまだ間に合います。

・日本のオフィス市場

三鬼商事が7月のオフィス平均賃料を発表。東京のビジネス地区の平均賃料は19,819円と前月比19円安でした。既存ビルの賃料下落がなかなか止まりません。新築賃貸は+855円の27,988円と上昇、一方既存ビルがマイナス15円の19,688円でした。

東京と大阪を比較すると、大阪オフィスビル賃料上昇が目立ち、東京と大阪の平均賃料差の縮小傾向が鮮明(図)です。

・ただしのつぶやき

大阪ソーダのCBを株式に転換して良かったです。300株だけですが今週株価が暴騰し、史上最高値を付け、週末の終値は7,250円です。転換価格が3,246.3円なので117.5万円程度利益が出ています

株価上昇要因はノボ・ノルディスクが脳性まひや脳卒中のリスクを減らすことが研究結果で明らかになったこと。イーライリリーの肥満治療薬が承認されるとの憶測から両銘柄ともに株価が急伸しました。

大阪ソーダの医療用シリカゲルは糖尿病や肥満治療約の精製材料として世界シャアトップです。どこまで上がるんだろう。しばらく売らずにもってようっと。5万円になったら100株売却して、ストラトかテレキャスのビンテージを買おうっと。

噂ベースですが、ソフトバンクkkが社債型種類株式の起債準備をしているようです。正式に発表されたら買って良いかどうか分析します。

 

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藤井理

データ:Bloomberg

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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