Warning: strpos() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/compat.php on line 493
Warning: strpos() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/compat.php on line 493
Warning: preg_match() expects parameter 2 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/class-wp-block-parser.php on line 252
Warning: strlen() expects parameter 1 to be string, array given in /home/tfujii46636/tadd3.com/public_html/wp-includes/class-wp-block-parser.php on line 324
米国株が急落したことを受け、金曜日の日本株式市場はパニック。日経平均は1000円を超す下落となりました。半導体指数の大幅安の影響で、アドバンテストなど関連銘柄の株価下落が日経平均の押し下げ要因です。
金曜日の米国株式市場は、引けにかけて急反発したものの、米国株の割高感は払拭されていません。米国株式は、陰転した可能性が高いと思います。
割高ハイテク銘柄は買われすぎの修正が入るでしょう。割高銘柄は外したほうが良いと思います。
一方、日本株には割安感があるので、売られ過ぎた割安銘柄を拾うチャンス。日本市場はバーゲンセール中です。
・米国
米国株式市場では、半導体指数が大幅安。割高銘柄が多いため、下値模索の動きとなりそうです。米国ではグロース銘柄が売られる一方、バリュー株は堅調に推移。この流れは続くでしょう。
NDVAを見ていて思い出すのは、インテル入ってる!当時(1990年前半から後半)、パソコンの動作が鈍く、CPUが286→386→ペンティアムと急激に動作が改善していきました。インテルの株はイケイケどんどん。PERは70倍を超える水準まで買われておりました。しかし、サクサクパソコンが動くようになると誰もCPUの性能に興味を持たなくなりました。ハイテクバブル崩壊も重なり株価が下落。CPUがコモディティになったことが株価下落の要因だと思います。同じことがNVDAでも起きる可能性があります。NVDAの利益率は高い水準を維持していますが、売上高は伸びているものの、売上総利益率は前期比マイナス2.05%、営業利益率は同マイナス1.9%。GPUもいずれはコモディティになります。市場がそろそろ織り込み始めたのかもしれません。
米国株は下落したものの、イールドスプレッドの割高は解消されていません。10年国債利回りを固定し、株式プレミアムを2%としS&P500の水準を算出すると約4000ポイント。
現在の水準からS&P500は30%以上下落する可能性もあります。
S&P500指数は暴落する可能性がありますが、積み立て投資は継続して下さい。
・日本
今週は東証グロースや日経平均の下落が他の指数を下回りました。日本市場でもグロースが売られ、バリューは確り。
PERは日経平均が19倍に対し、TOPIXが14.45、東証プライムが14.44倍と割安感があります。
・光通信7年51回債は買い、それとも様子見
私は買いません。7年は長すぎ。金利が上昇傾向にあるのに7年債に投資する意味がありません。個人の社債投資は長くて3年。
光通信は償還年限の近い32回債を発行しています。この債券の現在の利回りは2.84%です。Tスプレッドは1.6%(同期間の国債より1.6%高い)。
新発51回債のクーポンは2.6%なので、32回債の現在の水準よりも0.24%低い利回りです。つまり、この51回債は割高な水準で条件が決まりました。
投資家にとってはあまり魅力的な商品ではありませんが、2.6%と聞くと買いたくなってしまいますよね。償還まで7年と長め。現在日本の2年国債金利が0.8%。5年で1%です。
日本の金利上昇が予想される中、7年は長いと思います。私なら2.6%の社債より、配当利回りの高い株式に投資します。ソフトバンク携帯の配当利回りは4.02%。日本でのインフレが進む中、債券保有リスクは高まるばかり。
証券会社側のメリットは社債の販売手数料が1%と割高なこと。1億円売れると100万円が手数料収入です。この手数料は発行企業が証券会社に支払うもの。先日発行されたマツダ7年35回債の手数料は0.4%だったので、手数料率が2.5倍の水準に設定されています。
社債の一番のリスクは、BIDがフェアでないこと。証券のいいなりBIDで売らされ、基本的に儲かることはありません。
・インド
インド株式市場は下落が続いています。特に中小型の下げは、昨年の上昇分を失ってしまいました。投資信託の大幅に売られ、年初来リターンは概ねマイナス。昨年のインドブームはどこに行ってしまったのでしょうか。
インドは、2036年五輪、2047年までに先進国入りという目標を掲げています。インドの平均年齢は約28歳で2050年まで人口ボーナス期(労働人口が非労働人口より多い)が続生きます。インフラ整備が遅れており、五輪を誘致するためには道路・鉄道網の整備が必要です。
インドは昭和30年代の日本のような状況です。目先の上げ下げに一喜一憂するのではなく、長期目線で投資しましょう。
データ:Bloomberg
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
国際公認投資アナリスト(CIIA)
AFP
藤井理
投稿者プロフィール

-
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)
詳しいリンク先はこちら
未分類2025.03.01INTEL入ってる?プレミアム商品はいずれコモディティ化する
未分類2025.02.23分かれ道は26日のNDVA決算
未分類2025.02.15コマツが動き出した!目指せ6000円
未分類2025.02.08重石が取れた日本製鉄