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〇米株:IBM急騰
米商務省から最大10億ドルの支援を受け、量子専用ファンドリー設立を発表したIBMの株価は1週間で約17%上昇。それでも年初来の上昇率は2.1%程度とダウやS&P500 指数をアンダーパフォームしています。株価も買いやす水準です。第二のインテルになるのか?
米国はなんとしても量子コンピュター分でも世界をリードしたいようです。

また、スペースX上場前に宇宙関連銘柄も好調です。Planet LABSやMoog Incなどの株価は前週比15%程度上昇。年初比では2倍以上に上昇している銘柄が目立ちます。

一方、今週、AI電力インフラ関連おGEベルノバやキャタピラーの株価は上値が重くなっています。
AIから量子、宇宙へ資金が流出しだしたのでしょうか。

〇日本;NT倍率が異常
日経平均株価をTOPIXで除したNT倍率は16.7倍と歴史的な高水準です。日経平均の年初来騰落率31.76%に対しTOPIXは16.08%です。日経平均の上昇要因としては、キオクシHDの急騰が上がれます。キオクシアの年初来騰落率は531%と2位の古河電工の420%を大きく上回りました。
キオクシアの予想PERは9倍台と、他の半導体と比べて株価には割安感があります。当面上値追いの動きとなりそうです。日経平均はまずは7万円を目指しています。NT倍率はまだまだ拡大しそうです。

一方、TOPIXには出遅れ感があります。東証の株価改革によりPBR1倍割れ銘柄が注目されているものの、PBR1倍割れ銘柄(TOPIX)は588銘柄(1月末時点では556銘柄)と、増加しています。世界的にみて歪んでいる日本株市場。低リスクで高リターンが期待できる市場です。仕込み場です。ホンダ頑張れ!

米国同様、日本でも宇宙関連が注目されています。日本で販売されている宇宙関連のファンドの騰落率は日経平均(年初来騰落率31.76%)を大きく上回っています。中でもeMAXIS



eMAXIS NEOの宇宙開発ファンドは1年で170%と、他の宇宙関連ファンドの騰落率を大きく上回っています。
〇円債;超長期が買われ、カーブはフラットニング

40年債発行額の減額(26年度)が発表されたため40年が買われ、40年と30年のイールドが逆転。
5月の東京CPIが1.4%(市場予想1.6%)と発表されました。本当かよ?実態との乖離があるように思いました。というのは、今月から家賃が11.7%上がったばかり。
個人的には6月に50bp利上げが実施されると思います。日本の金利が上がると円キャリーの巻き返しが一時的にはいるので、そのタイミングで円が買われるかもしれません。ただ、まだまだ日本の金利は他の国と比較し低いので一時的な動きです。まだ、ぐいぐい金利を上げる環境ではないためです。インフレ率を考慮する2.0%の水準が妥当な水準だと思います。

〇キャタピラーコマツレシオ
キャタピラーの時価総額は64.22兆円でコマツ6.11兆円の10.49倍です。キャタピラーが売られ、コマツが買われた結果、倍率は若干縮小。

〇インド:景気に黄色信号
今週、インドで4月のローン残高が発表されました。住宅ローン残と教育ローン残は2025年5月以来のマイナス。原油高にともう通貨安や、AI導入にともなうレイオフなどから、インドの景気に黄色信号が点滅し始めているようです。

データ:Bloomberg
国際公認投資アナリスト(CIIA)
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
AFP
藤井理
投稿者プロフィール
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大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)
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