PBR1割れ 500銘柄を下回る


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TOPIX構成1635銘柄の内、PBR1倍割れ銘柄数が497と、500を下回りました。

年初が556だったので9カ月で59銘柄がPBR1割れを卒業したことになります。

今週は2営業しかありませんでしたがPBR1割れ銘柄の中で上位20位には、地銀銘柄が12銘柄。PBR1割れ銘柄(銀行)で騰落率が一番高かった銘柄は愛媛銀行の9.10%、次が三十三フィナンシャルGの7.20%、3位が栃木銀行で7.0%、12位は四国銀行の4.40%でした。

地銀グループはPBR1割れ銘柄が続出中。年初PBRが0.5倍程度だった福井銀行

山形銀行、阿波銀行、宮崎銀行はすでに1超え。次に卒業できるのはどの銀行か?

愛媛かそれとも三十三フィナンシャルGか?最下位の清水銀行の行方は?

地銀銘柄から目が離せません。銀行は利上げを背景に収益拡大が期待されています。

全銘柄PBR1割れを卒業する日はくるのでしょうか?

 

 

 

 

 

米国金利上昇で金利差が拡大しているため円高方向に動きにくくなっています。輸入物価の高止まりは長引きそうです。日銀はもっと積極的に利上げをする必要があります。

・PBR1割れ:時価総額基準

TOPIX構成PBR1割れで時価総額が最も高い銘柄は、トヨタ自動車でPBRは0.95倍、次が本田技研の0.55倍、3位は日本郵政の0.71倍。

銘柄 PBR 時価総額
トヨタ自動車 0.95 43.63T
本田技研工業 0.55 7.87T
日本郵政 0.71 7.24T
デンソー 0.94 5.60T
INPEX 0.88 4.86T
東海旅客鉄道 0.69 3.76T
日本製鉄 0.64 3.68T
関西電力 0.86 3.08T
大和ハウス工業 0.97 3.00T
日本郵船 0.95 2.99T
商船三井 0.82 2.58T
アサヒグループホールディングス 0.74 2.45T
積水ハウス 0.97 2.20T
中部電力 0.68 2.15T
三菱HCキャピタル 0.98 2.02T
かんぽ生命保険 0.42 1.98T
SUBARU 0.68 1.91T
三菱ケミカルグループ 0.87 1.69T
アイシン 0.74 1.62T

 

など、有名企業ばかりです。米国基準では考えられない水準です。海外の年金はこれらの銘柄には投資しやすいので、これらも1を超える時がくると思います。

 

 

・NT倍率:前週から拡大

NT倍率は全種の15.89倍から16.07倍に拡大。

 

・ソフトバンクG:発行総額111億ドルの起債

借金大魔王のソフトバンクGがまた起債に踏み切りました。ソフトバンクGは70回債(4.75%2033年償還債)を1兆円起債したばかり。金利が上昇する前に、あわてて起債したのでしょう。今回は、ドル債3銘柄(8.625%2030年4月償還債、9.25%2032年4月償還債、9.75%2034年4月償還債)とユーロ建て債2銘柄(7.125%2030年10月償還債、8%2032年10月償還債)です。

BloombergによるとソフトバンクGの債務は14.22兆円、加重平均固定金利は4.51%、

加重平均年限は7.58年です。

債券の償還テーブルをみると2027年度は約2.5兆円償還を控えているので、来年度も借り換え債が発行されるでしょう。金利は上昇局面にあるため、金利負債コストが業績の足を引っ張りそうです。

 

ちなみに今回起債された9.25%2032年4月ドル債をSWAPで円固定債に変換すると約6.31%、9.75年2034年4月ドル債では同6.89%程度です。2033年償還の70回債が4.75%なので、ドル債を円ヘッジしたほうが高いリターンが期待できそうです。

 

ソフトバンクGのような大借金企業の社債に投資する場合はできるだけ短い債券に投資するようにしましょう。ユニゾのようになってしまうリスクがある為です。

 

・キャタピラーコマツレシオ:8.35倍に縮小

コマツの株価が急騰急したため、指数は縮小。コマツはまだまだこれからの銘柄です。

 

・米国クレジット:拡大

ジャンク債が売られ、Tスプレッドが拡大。投資適格ETFも下落基調。債券市場ではFtoQ

が起きているようです。株式市場は要注意!

 

・インド

外国人投資家が去る中、国内ではIPOが活況。インド市場は拡大できますが、まだ外国人に開かれてはいません。積み立てでコツコツ投資がいちばん。

インド情報については

Orion Global Ventures – Orion Global Ventures

 

 

データ:Bloomberg

国際公認投資アナリスト(CIIA)

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

AFP

藤井理

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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