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日本株がぱっとしません。自民党総裁選で日本が海外投資家から見放されてしまったのでしょうか。経済はドイツ、中国が失速。為替市場ではユーロがもう一段下がりそうです。
お金は米国とビットコインに集まっています。
仮想通貨市場が拡大すればするほど、実態経済へのリスクが拡大します。世界の中央銀行は仮想市場が拡大すればするほど存在がなくなるので、そのうち行動にでるかもしれませんね。
〇フランス
フランスは政治不安に直面。債券市場ではフランス国債10年債利回りがギリシャ国債利回りを史上初めて上回りました。株式市場でも代表指数CAC40指数の年初来騰落率はマイナス4.08%と主要欧州株式市場で唯一のマイナス。
欧州銀行株の年初来推移 パリバはマイナス
〇キャピラーの時価総額がコマツの7.6倍に拡大
建機市場では世界1のキャタピラーと2位コマツの時価総額倍率(円換算)は7.6倍に拡大。キャタピラーの時価総額29.3兆円に対し、コマツは3.8兆円。この差はいったい?
2024年9月Q決算ではキャタピラーの売上高が約2.4兆円(コマツ1兆=約2.4倍)
、純利益が約3700億円(コマツ919億円=約4倍)です。
純利益率はキャタピラー15.4%に対しコマツが9.1%です。利益率の差は利払い額が1要因、キャタピラーコマツは利息費用が売上の2.5%を占めていますが、キャタピラーはネットでプラス0.3%。
以下主なデータ比較です。
ROE PER ROA PBR 財務レバ 売上利益率 純利益率
CAT 53.5 18.62 12.3 10.11 4.8 34.7 15.41
コマツ 13.4 9.81 7.1 1.34 1.9 31.3 9.1
なお、配当利回りはキャタピラーが1.36%、コマツは4.1%。キャタピラーのPBRはコマツの約7.5倍。同業ですが株価は成長株とバリュー株ですね。
〇インド
インド株式市場は、小型株指数が買われています。小型と言ってのBSE小型株指数には数兆円の企業も含まれています。小型株指数で先週最も買われた銘柄はボーキサイトとベントナイトの採掘を専門としているAshapura Minechem Ltdで、騰落率は39.56%。
データ:Bloomberg
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
国際公認投資アナリスト(CIIA)
AFP
藤井理
投稿者プロフィール
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大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)
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