スペースXの真の時価総額は33.55兆円、392兆円ではありません


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私の今年の日経平均の予想は7万円でしたが、達成してしまいました。日本株はデフレからの脱却で10万円を目指すでしょう。

 

米国ではスペースXの時価総額は392兆円で、アマゾンの424兆円とほぼ同規模といえます。しかし、これはあくまで発行株済株式数の話。株式市場では、発行済株式数のほか、浮動株数(実際市場で流通している株数)があります。図はFAANG銘柄とスペースXの浮動株比率(浮動株数÷発行済株式数)です。メタが99.9%、アルファベットが85.7%、テスラが88.9%、アマゾンが91.7%、マイクロソフトが99.9%と発行済みの大半が流通しています。しかし、スペースXは8.56%と、浮動株が極端に少ないことがわかります。

 

浮動株数と株価を掛け合わせた浮動株時価総額では、スペースXの時価総額は33.55兆円です。

スペースXの表面時価総額は392兆円なので、この銘柄はナスダック100指数に採用されます。つまり、ナスダック100指数のETFや投資信託はこの銘柄を買わざるを得ません。マスク氏はあまりにスペースXの表面時価総額が大きいために、浮動株を少なくすることで株価プレミアを付け、株価を維持させる思惑をもっているようです。ずるがしこいマスクさん。こんなの許されるのか?

 

〇株式市場:日米ともに半導体関連

半導体指数(SOX指数)の先週の上昇率は7.26%とS&P500の0.93%、ダウ平均の0.71%、ナスダックの2.430%を大幅に上回っています。

 

日本でも、キオクシアやレーザーテック、SCREENなどが急伸。株式市場は2極化の動きです。日経平均をTOPIXの除数であるNT倍率は17.61倍。TOPIXに出遅れ感がでています。

日本では東証主導で、企業価値の向上がすすめられています。しかし、依然としてTOPIX構成銘柄の約36%に当たる584銘柄のPBRが1を下回っています。第2、第3のパナソニックを見つけましょう。

日本は長いデフレから脱却しました。今後はインフレを意識する必要があります。資産防衛のためには株式投資をする必要があります。企業の収益率がインフレ率を上回る企業の株に投資することで資産を増やすことができます。

 

〇キャタピラーコマツレシオ:12.1倍に拡大

キャピラーの株価が史上高値を更新。一方、コマツは上値が重く株価は先週比でマイナス。

キャタピラーの時価総額73.2兆円に対し、コマツは6.04兆円。もうすぐ復興がテーマとなりそう。コマツも史上高値を更新するでしょう。

〇インド:原油安が好感され上場

インド株式市場は久々に上昇。BSE中型指数が年初来の水準を回復。中小型を中心に市場に活気が出てきました。

データ:Bloomberg

国際公認投資アナリスト(CIIA)

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

AFP

藤井理

投稿者プロフィール

タダシ
大学時代から株式投資をはじめ、証券会社のトレーダーとなる。以後、30年
金融畑一筋。専門分野は債券、クレジット。
日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、国際公認投資アナリスト(CIIA)

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